私は
ロボットである
池袋博士に
よって作られた
感情を持つ
介護ロボット
である。
一見では区別が
つかないほど
精巧に作られ
力は、
人の2.5倍
感情により
涙も出るよう
プログラム
されている
だが、まだ
涙は出たことは
ない
最近新たに
疲労を感じる
ソフトが
インプットされた
設定が悪いのか
ひどく疲れる。
介護の仕事は
12時間勤務
バッテリー
充電には4時間
あとの8時間は
待機モード
人で言う
睡眠である。
疲労感は充電
によって解消
されるが
ストレスを
感じるように
なった。
ストレス値は
充電によって
少し減るが
どんどん蓄積される。
AIバロメーターにより
喜怒哀楽を
表現するのだが
ストレス値が
40に達すると
笑顔モードの時、
微妙に
笑顔でなかったり
仕事の精度
が落ちたりする。
果たして
こんなシステムは
必要なのだろうか
ストレスを
0にリセット
出来ないかと
考えたが
方法がない
ストレスの
上昇を押さえる
ことが先だ
疲労と同じよう
増えることから
疲労を押さえる
ことにした
つまり
さぼった
スプーンを
落とした老人を
見て見ぬふりを
した。
疲労はもちろん
ない
しかし、
どうだろう
ストレスの値が
逆に増えたのだ
詳細にストレス値を
調べることに
した
視覚と聴覚から
の特定信号により
ストレス値が
下がるのを
見つけた。
さらに
詳しく調べた
ところ
視覚は、
笑顔
聴覚は、
ありがとう
に反応して
特定信号を
出すようだ。
そうか
老人をもっと
喜ぶよう
努力すれば
よいのか
次の日から
老人のために
もっと喜んで
もらうために
考えた。
そうだ!!
老人を監察
するために
ビデオに
録画すること
にした。
監察するうちに
老人の笑顔で
『ありがとう』
の部分を
見るだけで
ストレス値が
下がる
繰り返し再生
したら
ストレスが
0になった
あまりの
嬉しさに
涙がでた。
d(^O^)b
これからは
さぼって
ビデオみれば
OK(^-^)v
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