セレブ学園
【作者】エコ


ここは
セレブの
子供が通う
学園である
ここでは
どれだけ
金持ちか
自慢するのが
流行っている

間違いで
入学した僕は
ただの
サラリーマン
の息子である

裕子は
25mのプール
富男
飛び込み台付き
水深5mの
プール
僕の家は
小さいけど
水はエビアン
だよ

嘘はつきたく
ないので
家の池に
エビアンを
キャツプに
一杯

それから
みんなは
僕に
いちもく
おくように
なった。

今度は旅行だ
裕子は
西海岸

富男は
ヨーロッパ

僕は
国内
でも旅館に
他の客がいなかったよ

富男が言った
『それって
貸切りじゃん』
『すご〜い』

本当は
つぶれそうな
旅館である。

放課後
今度は
お出迎え
裕子は
セドリック

富男は
アウディ

僕は

そういえば
うちは
車がない

どうしよう

すると

黒塗りの
ベンツが
僕を迎えに
やって来た
そのまま
手をふって
別れた。


どうやら
父が
裏金融に
借りたまま
失踪したらしい

そのまま
学園に帰る
ことはなかった
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